05月29日(土)
白銀台にあるヨウスケのbarへ行ってきた。今日が本当のグランドオープン。ちゃんと店名のプレートも出来ていて、店の名前も覚えていたのだが・・・それは入店前の話。3000円飲み放題の今日は、アルコールと引き替えに記憶を沢山置いてきた。前回、ここで知り合った内海君とも再会。気心の知れたスタッフや初対面でも挨拶を交わす客達。なかなか居心地の良いbarである。カウンター正面にディスプレィしてある鱒紋作品、間接照明に照らされて実物(?)よりカッコイイ。女の子を口説くには絶好のシチュエーションかもしれない?
『ねぇキムラ、そこにあるオブジェ良いねぇ、誰の作品?』
スタッフのキムラは即答、『作った男、作品ほどはイケてないんですけどねぇ・・・』
『で、なんて人の作品だよ?日本人じゃないだろ?知り合いかよ?え?』
『作ったのテメェだろ?人に言わすなよコラァ!・・・あ、スイマセン』
あぁ、試してみたい・・・。
次の日はティム・バートンの映画『ビッグ・フィッシュ』を観る。
期待したほど練れた脚本じゃなかったけど、怪優スティーブ・ブシェミ(こちらは期待通りに銀行を襲ったりしてくれる)やユアン・マクレガーなどの登場で心も躍る。ホラ吹きでもなんでも、人々に愛される男は素敵だな、としんみり。そして1人の女を想い続ける純粋さに心を打たれる。自分の作品をネタに口説く夢?なんだかチープな印象・・・反省。
人生なんて、まるでおとぎ話なんだから、ね。


05月21日(金)
活字の魅力を広めよう!と意気込んで卓袱堂BOOKSを立ち上げたものの、これが遅々として進まない。単なる書評でも紹介でもない、本の可能性に迫るサイトを・・・読みたい本が簡単に手に入らなかったエジプト時代に立ち上げたホームページだから、今と温度差があるのは仕方がない。でも、それ以上に、紹介したい本と出会えないのもまた事実。
書評
を信じて買った本は、いつも失敗。でも否定ばかりもしていられないから、せめて惹かれるタイトルの本を数冊購入。本屋の店員が一番お薦めしたい本(そんな名前の賞)という『博士の愛した数式』は数学教師だったチクへのお土産にロンドンへ持っていった本。行きの飛行機で読んでいたのだが、これがねぇ・・・ガッカリするしかない。
一概に言えないけど、幻想的で緻密、そして伸びやかな印象の小説は理系の勉強をしてきた作家に多い気がする。科学的な骨組みが根底にあるからか、安心して読み進めることが出来る。逆に『博士の愛した数式』は背伸びした数学の知識が中心なので、なんともいえない居心地の悪さが付きまとう。プロの仕事には余力に魅せられることが多いから。この程度の本を一番に薦めたいと思っているなら、これはちょっと問題だな。本当に良い本って、漫画やテレビそして映画、さらには現実の出来事さえ凌駕するパワーを秘めていると思う。活字にしか伝えられないことって、絶対ある。
映画の中の映画館を撮った『ニューシネマパラダイス』や『カイロの紫のバラ』は、映画ファンを優しい気持ちにさせる。同じような効果を期待した『図書館の神様』はダ・ヴィンチ誌で去年特集していた“大人が泣ける本”の第1位。さてさて感想は・・・?タイトルに敬意を表して、この本は図書館で借りることに。鎌倉図書館の改装工事と重なってずいぶんと時間が経ってしまったが、やっと読むことが出来た。著者は現役の新米教師で、今現在もフツウに京都の小学校で授業をしているはず。そう思うと微笑ましい気分にもなるが・・・。
宝探しの旅は続く。『卓袱堂BOOKS』のアップデートはまだ先の話。


05月17日(月)
鎌倉で1000万円以下の中古物件があればFAXするよう、近所の不動産屋にお願いしている。なさそうで意外にある格安物件。もちろん古いし、訳アリ物件が多いのだが、こないだ送ってきた北鎌倉商店街の売家は私の心を掴んで離さないままだ。八百屋の隣り、元精肉店というこの家、1階に工房やキッチン、2階は住居と理想的な間取りの980万円。寂れた感じの商店街はノスタルジックなムードで、裏には藤棚まである。23畳のスペースは工房兼店舗『卓袱堂』の実現、更に憧れのワインバーまで併設できそうな広さ。夢は限りなく広がるが、肝心の懐具合がねぇ・・・
昨日、応募した懸賞に当選して、信じられないものが家に届いた。なんと月の土地の不動産所有権証明書である。ディオファントス・クレーターの近くにあるエリアE-5 クアドラント202/470は、紛れもなく私の土地なのだ。証明書の月面地図に位置も示されており、夜空を見上げて自分の土地を探す楽しみが出来た。はるか彼方にある1エーカー(約1300坪)の土地。たぶん死ぬまで訪れる事のない場所。誰か地球の土地と交換してくれないかな?13坪でいいんだけど・・・。それとも思い切って、月に引っ越すか!


05月14日(金)
今年もなかなか映画を観に行くチャンスがない。
そもそも鎌倉に映画館がないのはマズイ。駅は家から遠いし、さらに電車に乗らないと観られないなんて、オレにとったらキツイ話だ。専門的な知識はないけど、映画の、そして映画館の熱心なファンだから。
昨日、ヨウスケのバーが白金台にオープンして、パーティに顔を出してきた。一等地の最上階は、ビビッドな赤いソファ+緩やかなカーブの壁と窓。そこから見える東京タワー。極めつけはカウンターの正面に浮かび上がる鱒紋緑彩のマイ作品!素敵なバーだったな・・・。朝まで飲んで、そのまま渋谷でラーメンをズルズル。せっかくの東京だから映画館へも足を運ぶ。今月は観たい映画が目白押しで、悩みに悩んだ結果は実写版の『ピーター・パン』。尖った耳と落ち着きのないイタズラで昔から似てると言われてきたせいか、永遠の少年ピーター・パンの実写映画はとっても気になるのだ。ストーリーはディズニーのそれに忠実で特に真新しいことはなかったんだけど、何故か涙が止まらない。文字通りポタポタ落ちる雫をハンドタオルに吸収させていく。何が泣かせるのか自分でもわからない。懐かしいロンドンの街並?空を飛ぶこと?それとも淡い恋心?
学校を卒業してから18年。偽造のスチューデントカードを使い、未だ学生料金で映画を観ている。あの涙、大人になれない自分への哀れみなのか?


05月10日(月)
京橋にある超高級洋菓子店『イデミスギノ』は連日完売の恐るべき店。値段も恐ろしいが、その味も驚愕とのウワサ。鎌倉のスィーツ通で『レザンジュ』の名を知らない人はいないだろう。それぞれの一流店でシェフの片腕として働く、パティシエの荒木さん&奈保子さんの結婚披露宴に出席するため明治記念館まで行ってきた。ブーケや花束を作った『M&Mflowers #2』のミウラさんと一緒に車で東京へ向かう。雨も上がり新緑の中庭が美しい。ふーん、こんな良い所だったんだ、明治記念館。
荒木さんの実家は洋菓子屋。そして、奈保子さんの御両親も菓子職人。当然、会場に集まった恩師、同僚、友人、親族とスィーツな面々がずらり。『かつてこんなに緊張したことはない』と言っていたデザート担当シェフの挨拶は『とにかく、出来ることを精一杯やりました』と続く。披露宴の料理とは思えない、素晴らしいデザートに舌鼓。その前に大好きなコンソメスープがサーヴィスされたとき、冗談で『大盛りで。』と頼んだら、その後の料理まで全て大盛り。ダイエット週間の努力は欲深い一言で水の泡に・・・。でも、美味しかったなぁ。
私の作った青釉アワビ鉢も皆様に行き渡り、今頃、食卓に並んでるのだろうか?陶芸家同士の結婚式に引出物を頼まれる事を想像して、シェフの緊張を少しだけ味わってみる。ま、オレに注文が来ること自体あり得ないんだけどね・・・。
今頃2人はパリで甘い時間を過ごしてるんだろうなぁ。とにかく本当にオメデトウ!独立開業して、サラブレッドが生み出す本物のスィーツに出会えるのはそう遠くない話だよね。楽しみに待ってます!