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01月28日(金)
35mmフィルムを使った銀塩カメラの出番がめっきり減ってしまった。約8年前に購入した愛機CONTAX
G1。このカメラの描写力は素晴らしく、ミラーボックスを持たないレンジファインダーとの相乗効果もあって、手ブレの少ない美しい写真が撮れる。ゾナー90mmを解放で使ったときのボケ味もイイ。チタン製のボディは所有欲も満足させる本当にイカしたカメラだ。それが今や、まるで置物のように棚の上でじっとしたまま・・・。
撮ってすぐに画像を確認もできて、失敗すればすぐ消去。ランニングコストは殆どかからないし、その気になればダイレクトプリンターであっという間にプリント完了。ホームページ作成をはじめ、パソコンでの利用も多いからついついデジタルカメラばかりになってしまった。フジのFINEPIX、カシオのEXILIMと使ってきたが、銀塩のCONTAX
G1のような“持つことの喜び”を感じた事はなかった。デジカメは便利な、ただの道具でしかなかった。
インドネシアでデジカメを盗まれたチクに、お土産に持っていこうと密かに手に入れた逸品がある。一目惚れして、思わず買ってしまったCONTAX
SL300RT*だ。あげるのが惜しいくらいに美しいこのカメラに情が移らないよう、箱から出さずに我慢していた。ところがチクは、新品よりオレが9940円で買った中古のカシオが欲しいのだという。確かに小さくて使いやすいEXILIMは女性向きかもしれない・・・などと理由づけて、漆黒のCONTAX
SL300RT*を自分の物にすることに決定。さっそく箱から出して、ベタベタと触りまくる。画素数や性能なんてどうでもイイくらい、美しい・・・。CONTAXは戦前、ライカのライバルだったドイツの名門だが、現在は京セラが作る日本のカメラ。必ずしも評判がいいとは言えないけど、美しいカメラを作るのは事実。そしてカール・ツァイスのレンズを装着する事を許された唯一のカメラメーカーだ(ヤシカやソニーは論外!)。これでますます銀塩カメラの出番が減ってしまいそうな予感・・・。それにしても、本革ケースや付属品一式が付いて24000円でCONTAXが買えるなんて、恐ろしい時代になったなぁ・・・。
新/旧デジカメ2台持って、来週はインドネシアへ行って来ます!
01月23日(日)
他人の心の中は覗けないし、痛みに指数や単位もないからわからない。でも時々考えてしまう。みんな本当に恋をしているんだろうか?この苦しみを知っているのだろうか、と。
スマトラ島沖地震による津波の映像を見て「ああ、こりゃ恋に似てるなぁ」などと考えていた。呑気な意味ではない、あまりにも壊滅的で悲惨で容赦なき波だから。オレはしばしば、飲み込んだ有刺鉄線がみぞおちの内側に引っかかったような状態で数日間過ごすことがある。恋はそれぐらい痛くて切ない。永遠に朝は来ないんじゃないか?と考えたくなるほど夜が長く、眠れない。どんな食べ物も陳腐に色褪せた蝋細工のサンプルみたいに見えて、食欲を奪い取る。巻き忘れた機械式時計の止まった秒針を見るだけで、心臓がシンクロして止まりそうになる・・・
見つめ合うと/素直に/おしゃべり/出来ない/「TSUNAMI」を恋に例えたサザン・オールスターズはさすがだけど、失恋して奈良の山奥で自殺をした伯母を持つオレの血も侮れない。この痛みを楽しめる日は来るのかな・・・。
桑田佳祐/今泉卓:共に神奈川県茅ヶ崎市出身。
夢が終わり/目醒める時/深い闇に/夜明けが来る/本当は/見た目以上/打たれ強い/僕がいる/
01月17日(月)
阪神淡路地震から今日で10年。
その時オレは京都に住んでいた。ぐっすり眠っていた早朝、ただならぬ揺れに目を覚ました。まだ暗かったけど、灯油ストーブの上に飾っていた自作の花瓶が落ちるのを、スローモーションの映像のように見ていた。そして自分でも信じられないんだけど、目を覚ました2秒後にその花瓶を空中キャッチして、4秒後にはただの地震じゃない事を感じて戦慄が走ったのを覚えている。尊い命だけど、絶対に安全を保障された場所なんか世界中どこにもない。必要以上に怖がるのもナンセンスだけど、毎日を当たり前のようには過ごしたくない。だから幸せを貪欲に集めていきたいと思う。
卓袱堂HPの立ち上げをサポートしてくれたエジプト時代の恋人・アキは1月17日生まれ。誕生日の今日、彼女は運命的な出会いをした人と電撃入籍!戦友であり喧嘩相手でもあった彼女の幸せを心から祈ってる。刺激的でオモロイ一生をね!
01月12日(水)
大晦日から年明けの3日まで、鎌倉の中心部は車両通行禁止(歩行者天国?)になる。迂闊に車で家を出ると帰れなくなるので、年末に通行許可証を申請するのだが、それにしても凄い人・人・人・・・良い街なんだけど、住みづらい事も事実。
混雑を避けて初詣に出掛けた。信仰心もへったくれもない人ので、初詣なんておかしな話だけど、縁日やテキヤ、お祭りの人混みとかに胸が躍るのは先祖代々下町育ちの家系からか?
天気のいい冬の休日はスクーターに限る。寺を見て、鎌倉らしい住宅地にひっそりと佇む中華料理屋へ。食後のカフェを探しているうちに海に出てしまったので、夕日を見ながら江ノ島まで足を伸ばす。気温はぐんぐん下がって指先の感覚がないけど、湘南らしい冬の1日に大満足。そのまま山に向かって走っていると、ポツンと佇む洒落たカフェを発見。寒さも限界なので、あたたかいミルクティとバナナケーキを頂く。溶解する顔の筋肉に生きていることを実感。こんな些細な幸せのために、毎日の営みがあるんだな・・・住みづらいけど良い街です、鎌倉。
なんだかオチのない日記でスミマセン。ナンニ・モレッティな気分なんだよねー(笑)
01月05日(水)
明けましておめでとうございます。
今年は陶芸を始めて20周年の節目。個展やグループ展、その他色々なイベントを企画中。気合いの1年になる予感!と言いながら、ダラダラ寝正月のスタート。なんだか喉も痛くて風邪気味・・・。シュウが家族を連れて帰省中で、ちんまい女の子が2人あちこち動き回っている。家中は雑然と物が散らばりストーブも全開でポカポカ、風呂は毎日沸いていて・・・フツウの家庭らしい温もりにホッとする日々。
そんな平和も束の間、同窓会で東京に行ったシュウから電話が鳴る。新宿駅のホームにいるんだけど、なんだか身体がおかしいという。そのうち言葉もおぼつかなくなり、受話器から聞こえるのは駅のざわめきだけ!とにかく駅員を呼んでもらうよう一方的に伝えて電話を切り、ヒデ(シュウの嫁)と深夜の東京へ車を飛ばす。痙攣をおこし意識を失ったシュウは、救急車で歌舞伎町のド真ん中にある病院へ運ばれ緊急治療。岩手ナンバーのプリウスは、ヨッパライやホストをよけながらネオンの街をのろのろと進む。せっかくならお楽しみ(笑)で来たかった場所なのになぁ・・・。幸い命に別状はなかったけど、脳の心配もあるので盛岡に帰ってからきちんと検査することに。
5歳違いなので、オレが京都で陶芸を始めた頃はまだ中学生。いつまでもチビッ子な印象のシュウだけど、今や一家の大黒柱。かわいい娘達やヒデのためにも、簡単にはくたばるなよ!
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