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03月29日(火)
搬入の日から逆算しての過密スケジュールが続いている。予定では搬入の前日(30日)が最終の窯出しだったが、そう上手くはいくはずがない。たった1日の貯金は毎日数時間ずつ使い込んで、とうとうなくなってしまった。たった今、最終の窯を詰め終わったので、窯出しは搬入の日の朝・・・またしても、やっぱりな、という感じ。
いつも忙しい訳じゃない。先月、のんびりと2週間もインでネシアに行ってきた男に言い訳は出来ない。同じ内容の仕事を、1日早く始めれば良かっただけのことだから。それでも、トコトン追い込まれないとイイ作品は出来ないんだよねー・・・(笑)困った性格だけど、仕方がない。作り置きした作品は、なんだかぼやけて締まりがないのだ。一生こんな感じでバタバタ生きて行くんだろうな・・・妙なアドレナリンが出て来て、ちょっとイイ気持ちなんだけど(笑)
陶苑『八坂』に置いてあった磁器の大鉢が今日、急に売れた。1年以上動きがなかったのに。存在感ある大作だったので、個展に回そうと思っていた矢先のハプニング。残念なような、嬉しいような・・・複雑な心境。でも納品先は、窓から一面海が見える片瀬海岸にある整体院。患者さんに見て、触ってもらい、治療に使うのだという。なんだか良いところに嫁げたみたいで良かった!どんどん作って、もっとイイのを焼けばそれでいいんだから!さあ、あと3日!
03月19日(土)
個展まであと2週間を切った。
焼き上がってから窯出しまで3日、そのあと仕上げ・検品や梱包、伝票書きや写真撮影などやることは一杯。焼く前には乾燥や釉掛けもあるし、実際に作るのはあと数日だけか・・・。狭い工房で陶器と磁器の両方を作るのは大変だ。片方が終わったら完全に掃除をして、使う道具も殆ど入れ替える必要があるから。陶器と磁器、土の色やテクニックだけじゃなく、心構えも変えていかないとならない。それでも両方やりたいのは単に欲張りなのか、ごちゃ混ぜ精神の心意気か・・・。
とにかく作るしかない。今回は初心に帰り、京都で習った数々の技法を再現した作品も出品予定。陶土しか使った事のない人には絶対に作れないキッチリした磁器の蓋物や水差しなどと、磁器屋さんには考えられないほど柔らかく削った赤土の器。この両面こそがオレの作品だ。新聞や広報誌、ラジオなど多くのメディアから個展案内の掲載や宣伝の話を頂いた。あとはオレ次第。納得のいく仕事が出来るか・・・
・・・眠い。とっくに寝てもいい時間だ。どうする?もうひと仕事?土揉んでみる?会場に来てくれるみんなのためにも、イイ作品を焼こうよ!
03月11日(金)
今日は葉山文化園というところのパーティに、地元の陶芸家として招待を受けた。会員制のエグゼクティヴな集まりだけあって出席したメンバーも凄かったけど、会食前の余興も見応え充分!畳の席で琴の演奏を聴いていると、縁側越しの庭園に照明が当たる。そこには早くも満開の桜が!そして美しい着物の女たちが花びらと戯れている・・・なんと幻想的な世界。照明が落ちて詩の朗読などを聴きながらワインを飲んでいると、今度は庭に真っ白な雪が降ってる!和傘を差して雪の中を行く美しい女たち・・・あっと言う間に季節はどんどんと移り変わり、夢のようなショーは幕を閉じた。葉山文化園代表の大出一博さんはファッションプロデューサーとして名声を得ている人らしい。ナルホド。
一線で活躍するモデル達は本当に美しかった・・・退場する彼女たちを名残惜しげに見ていたら、宴会の席にそのまま入って来るではないか!オレの隣りに腰掛け、料理を取り分けてくれる着物の女と話をする。最近やった仕事を聞くと「DOVE(石鹸)でカラダ洗ってるCM、あれアタシです〜」などという。あ、あの艶やかな背中・・・(妄想)・・・うーむ。反対側に座って微笑みかけてくる美女もどこかで見たことがあるような?ああぁ伸びる・・・ノビ〜ル鼻の下が〜(笑)
わずか数十人ほどの客に若い男なんて皆無。こりゃ珍しくひとり勝ちか!・・と思ったけど、だからってこの先、個人的に仲良くなれるはずもナシ。かなり美味しい料理が出たはずだけど、何を食べたか覚えてないや(スイマセン)・・『団子より花』な夜に終わりが来ませんように・・・(とっくに終わってるだろ)
03月03日(木)
今日、磁器の皿を作るのに必要な古新聞を用意してた。何気なく「美和ロック」の広告(2月28日付朝日新聞夕刊)を見てたらこんなコピーが。
『5分以上カギが開かないと諦めると答えた空き巣、68・5%』
ちょっと考えてみよう。ここでアンケートの対象になったのは空き巣である。プロの泥棒とどうやって連絡をつけたのか?刑務所にいる人からアンケートを採ったのなら、それは間違ってる。プロの空き巣として失敗したから彼らは捕まったのだ。その道の出来損ないからアンケートを採っても意味がない。じゃあ、現役の泥棒ということになる。空き巣が生業の人達と何故連絡が取れる?なぜ警察に通報しない?しかもデータを採るくらい沢山の人と?防犯の為に努力しているはずのメーカーがそれほど彼らと密接では、商品そのものの信頼に関わるのでは?
そして・・・そもそもこの「68・5%」の信憑性は?
社会的に認められるはずのない職業の人達が、どこまで本当のことを言うのだろうか?「嘘つきは泥棒の始まり」なんて誰でも知ってること。その泥棒が、自分たちに不利になる証言をしてまで正直に答える理由があるわけない!
まがいなりにも日本一の錠鍵メーカー(たぶん)である。誰でも1度ぐらいは所有経験があるMIWAの鍵。5分じゃプロでも開けられませんよ〜という新商品のために、とんでもないミスを犯したことを社員一同、誰も気が付いていないわけだ。こんなスキだらけの会社が造った鍵じゃ、安心は買えませんね・・・。
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