03月10日(月)
東京大空襲で下町は文字通り、火の海となった。 まだ小さかった母の妹2人(オレの叔母になる)はここで焼死した。ひとりは、焼夷弾を避けながら走り続けたばあちゃんの背中で焼け死んだ。壮絶な地獄絵巻をどこまで想像出来るのだろう? 叔母が死んだから、その分だけお年玉をくれる人も減った。現実、直接自分にも関係しているのだ。太平洋戦争は他人事ではない。
名古屋での空襲で、墜落した爆撃機からパラシュートなどで脱出した米兵38人を、正式な審理を行わずに処刑をした史実を知っているだろうか?指揮をとった元東海軍司令官・岡田中将の法廷闘争をテーマにした映画『明日への遺言』を観てきた。
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軍事施設などない、フツウの人々が暮らす街を焼きつくし、数えきれない死者の山を築いた張本人がパラシュートで逃げてくる。これはジュネーブ条約の定める捕虜ではなく無差別爆撃を行った戦犯であるから、略式手続による処刑は正当である、というのが岡田中将の主張。そして斬首処刑を行った部下の責任をすべて自分で背負う覚悟で、清々しいまでに毅然と法廷で戦う姿は敵国アメリカの裁判官や検事などの心まで揺さぶる事になり…
極限の心理状態で、戦争という異常事態の指揮をとるということ。 正しい基準なんてあるはずがない。あとになって冷静になって考える事とは本質的に異なるのは言うに及ばず。 この人はすげぇ。こんな人こそがもっと必要な時代だったのに。そんなことを考えさせられた映画。 でも、それより。
戦争は今日、この瞬間もあちこちの国で進行中です。 想像力を働かせよう。いま、何を考え何をするべきか?