06月27日(金)
映画『ニューシネマパラダイス』で、古い映画館が取り壊されるシーンがある。ひとつの時代が終わった象徴なのかもしれないが、なんとも悲しい気分になる。

3年間仕事をしてきた、陶芸塾『蓮REN』の象徴ともいえるガス窯を今日、取り壊すことになった。まだまだ新しいし、やっと火加減を自由にコントロール出来るようになってきたのに…とても残念だ。塾の方針でアトリエの縮小が決まり、スペースの都合上、どうしてもガス窯は移動しなければならなくなった。移動と言っても何トンもある巨大な鉄とレンガの塊…天井を抜いて、特大のクレーンで引き上げるだけでどれだけの費用がかかるかわからない。保管する場所の確保、今後の利用方法…色々考えて、結局は処分することになりそう。窯だって無念だろうが、仕方のないこと。

鎌倉にあるオレの窯も現地でレンガを積んだ物だから、移動は容易ではないはず。解体して、茅ヶ崎で組み直したら…新品を買う方が安いかもしれない。こちらも近いうちに決断して、行動をしなければ。お金もかかるし、使える窯を壊すのは気が重い。
先に進むには、いろんな決断が必要なんだなぁ…。

06月19日(木)
CHANEL MOBILE ARTという企画を観に原宿へ行ってきた。
現代アートの移動遊園地みたいなもので、有機的な特大ドーナツのような建物が通行人の目を引く。予約制で入場制限もあり、当日券を求める人の列を縫うように会場脇の待合席へ。オレはいちおう関係者なので、CHANELのスタッフが数人やってきて丁寧に挨拶される。パンフレットやチケットなど渡され、列の一番前へ。順番待ちの数十人から羨望の熱い視線が。そして並んでいたオバサンに声をかけられる。
『シャネルの関係者の方なんですか?』
冗談のつもりで
『はい。専属のモデルをしています』
と答えると、その数十人がみんなこっちを見た。ありえない、という視線…?確かにね。

専用のイヤホンに従って、会場をゆっくりと歩く。英語の解説で声を担当しているのはジャンヌ・モローだと聞いて、日本語版と交換してもらう。低くつぶやくような声は魅力的だが、とても聞きづらいぞ!抽象的な表現で道順などを案内するから、聞きそびれないように必至になり…アートに集中できなかった。反省…。