03月27日(金)
サムライJAPAN、優勝おめでとう!

今日は障子の張り替えだ。日々の酒宴で破れが目立つ…。
現代のサムライ、こんな地味な用事ばかりだが…文句は言えない。
古い和紙に水をつけ、剥がしていく。
桟に着いた糊や汚れを丁寧に落として、新しい障子を貼付ける。
余った部分を小刀で切り落とし、霧吹きでしわを伸ばして完成。

部屋に差し込む日差しが明るくなった!
気分がいいので、塩辛を肴に日本酒をぐびり…美味なり。
まだ3時前だが、敵がいなければ仕事は無い…一応、サムライだからな。


03月01日(日)
チク四姉妹の末っ子・パイがエチオピアにやってきた。 パイは優秀な医大生で、この春から札幌の病院で医師デビューするらしい…間もなく発表の国家試験に通っていればの話だけど。
『なぁ、パイ?おしりからオシッコが出てくるのは病気かな?』
『…ただの下痢だろ!』
『なぁ、パイ?ウンコに血が混じるんだけど、これは痔…?』
『ケツ出しなよ…触診しちゃるから!』
…お茶目で美人の彼女、患者さんにも評判がイイに違いない。

チク+タク+パイの3人でアディスアベバの街を徘徊する。インジェラを食べるたびに酷い下痢に悩まされるオレだが…彼女たちはへっちゃら …なんだか悔しい気分だ。 生肉のなかでも、上級者向けの『テレスガ』を食べにいく事になった。繁華街ピアッサの裏路地、アムハラ語表記しかない渋い食堂に入る。中には暗い目をした労働者風の男ばかりでほぼ満席…相席をお願いする。 食堂というより…肉屋の裏にある作業場のようだ。吊るしてある肉をさばくオッサンの横で『テレスガ』を半キロ注文。まもなくして出てきた料理は…おおっ!これを料理といっていいのか? 乱暴にぶつ切りされた生肉がインジェラと共に出てきた。それだけ…。 食べるしかない…女子の手前、怯んではいられない! パクリ。…味のない生肉のかたまりだ…。動物園で見るライオンの餌みたい。 横にあるチリパウダーみたいのを付けて…またパクリ。 インジェラをちぎってモグモグ…。

これは修行だ。 先進国の現代人に欠けている『野生』を取り戻すんだ…

その後、元気に帰国していったパイ。『美味しかったねー』とチク。 オレは……腹痛と下痢でベッドから出られない…。翌日、がんばって散策に出掛けたが…市場の真ん中でマーライオン顔負け(!)の大嘔吐をかまして、炎天下の地面に両膝をついた。屈辱である。 好き嫌いは全くないし、世界中の料理を平然と食べてきた自負があるのに、 なぜかエチオピア料理だけは受け付けない…。インジェラは美味しいのだが、上と下から容赦なく排出される液状物の記憶に直結して…恐ろしい印象がぬぐい去れない…完全な敗北だ。

オーバーブッキングでドバイ空港に取り残されたパイは、別の飛行機会社で遠回りして帰国。関西から夜行バスで成田へ行き、家に帰らずそのままスペインへ卒業旅行へ向かった。そして今日のランチも、食堂でインジェラを食しているであろうチク…。 タフな姉妹に…勝てる気がしない。