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05月28日(金)
今週末の日曜日は、コロンビア大統領選の投票日。4年に一度の祭典?という意味では、ワールドカップ以上の盛り上がりだ。メロス以上に政治に疎いオレだし、投票権もないので無関係かと思いきや…明日から4日間は酒類の販売、バーやレストランでの飲酒はすべて禁止になる!おお、今日中に買いだめしておかないと…娯楽の少ないこの村で、ビールのない夜は寂し過ぎるから。
コロンビアの法律上、二期連続で大統領になることは出来ない。それなのに…法律の改定を承認させ、8年間も大統領の座についていたウリベ氏。その行動力、人気、カリスマ性は…本当に凄い。ゲリラや麻薬組織と徹底的に闘った彼のおかげで、オレがコロンビアで安全な毎日が過ごせている、と言っても過言ではないだろう。日本のリーダーが必要としている要素を備えた人のような気がします。スピードとゴール臭覚を備えたフォワードと同じくらい…欲しい!(いよいよワールドカップも始まりますね!)
さすがに三期目は許されなかったものの、再び大統領になる可能性は高いかも?
今年の2月、そのウリベ大統領に会うチャンスに恵まれた。ベネズエラの狂犬・チャベス大統領にも平気で喧嘩を売るすげぇ人だから、どんなに恐ろしい、迫力満点の男かと思いきや…知的で小柄な、物静かなおじさんだった。会談中にもアクビはするし…。ニット服で登場した奥さん共々、とても好感が持てる魅力的なひと。ま、イイ記念になりました。現役のトップと握手するのはこれで2回目だな…。
Chao!(さようなら)
ウリベ大統領!
そして…次は誰が大統領?(候補者の名前も知らないオレ…)
05月26日(水)
オレの買ったソファは、ちょっと変則的な形だ。
ふわりと包まれるような座り心地ではないが、なかなかのお気に入り。
対面になったりL字になったり…状況に合わせて配置を換えられる。

このソファを買ったとき、大きめのクッションが6個付属していたのだが、色があまりにも酷かったので…ソファと同じ色・素材で作り直してもらう事に。赤と黒のビビッドなソファに、模様入りの別の色なんて…センス疑うよなぁ。『出来あがったので、お届けします!』という電話をもらってから10日以上。こりゃ待ってても埒が明かないと思い、チキンキラの家具屋へ直接行く事に。クリームチーズ、バター、ベーコンにソーセージ、食器用洗剤と大きいフライパン、ビスケットと紅茶、インスタントコーヒー…ラキラじゃ買えない『普通のもの』がすべて欠品中なので、買物ついでにちょうどいいや。
クッションは思いのほかデカく、3個づつ2袋に分けて詰め込んだのだが…これを持って歩くのはキツいかも?背中には特大バックパックに食材がタップリ。肩にキリキリと食い込んでくる。新宿名物のゴミおじさんみたいに、降り出した雨の中をヨロヨロとバス停へ…と言ってもラキラ行きのバスはない…人数が少ないから。やっと来た、ボロボロの白タクに6人で乗り込む。みんな買い出しにきている人ばかりなので、トランクは既に満杯。ギュウギュウの車内に人間と荷物を…文字通り押し込んで、さあ出発!顔にクッションを押し付けられ、身動きうんぬんというより…呼吸がきつい…。30kmもある峠道を、揺れに任せて走る…走る…はし…る…
ハッ!…と気づいた時はラキラの広場に到着していた。しまった…あんな状況で熟睡しちゃうなんて…。オレの家は広場のずっと手前。いつもは家の前で降ろしてもらうのだが…大量の荷物を持って、雨の中を歩いて戻った……不覚。
05月25日(火)
雨期は終わったかと思っていたのに、連日の豪雨。今日は凄い落雷にヒョウまで降ってきて…家から出られそうもない。それより明日までに、首都にあるコロンビア工芸品公社に陶芸指導の年間計画概要を提出せねばならない。表などは出来ているものの、計画書の本文は未完成のまま。自分の日記だってろくに書けないスペイン語で、複雑な文章を書くのは大変な労働だ。電子辞書を横に、ちまちまと作業は続く。
あ……停電?
まぁパソコンはしばらくバッテリーで動くので作業を続けていたが、日が暮れてタイピングがしづらい。電子辞書の文字も見えなくなってきたぞ?もう2時間以上、電気が戻ってこない…。
そこに友人・ディエゴから電話。ちょっとウチに寄っていきたいとのこと。今は計画書の作成中だと伝えると、手伝ってくれると言う…ありがたい!家の中より少しは明るいテラスのテーブルに移り、ロウソクに火を入れる。集中して1時間ほどで概要をノートに。あとはパソコンで清書して完成だが…。
『タク、ちょっとお願いがあるんだけど?えっと…エロ動画のサイトを見てみたいんだ。駄目かな?』
都会の若者達と違い、ラキラでパソコンを持っている人間はほんの一握り。それに自分だけの部屋なんか持っていないから、エロサイトを見るチャンスなんてないだろう。ネットカフェで見るわけにはいかないし。エロに飢えていたオレたちの青春時代みたい。今の日本の若者に、この葛藤は理解できないだろうな…。普段ならお断りの話だが、今日は頑張ってくれたしご褒美だ。しかし…
『ディエゴ…パソコンのバッテリー残量は約1時間分だ。とにかく30分で計画書を仕上げよう。完成したら、残った電池分は好きなサイトを見ていいよ』
1分でも早く完成させれば、その分だけ長くエロ動画が見られる…。
この時の集中力といったら…アタマから湯気が出てたぞディエゴ!
いや…湯気が出ていたのは、エロ動画を見ている時だったかな?
05月23日(日)
オレの配属先はコロンビア工芸品公社(artesanias
de colombia )というところ。
首都・ボゴタにある公社から現地(ラキラ)に助手や同僚を派遣する気はなさそうなので、オレの仕事は実質1人でやることになる。いちおう窓口としてラキラ市役所はあるが、直接オレの為に動いてくれる事はない。もちろん、デスクもない。職場は広大なラキラ全体。決められた時間に出勤する場所もない。監視する人もいない。毎月決められた給料が銀行に振込まれるので、生活の心配もない。気を抜けば仕事をサボってしまいそうになる環境だが…
もちろんサボっている(笑)好きなだけ自由に暮らしている毎日。日本にいたときだって、お金がなくなってから慌てて仕事をして現金を捻出していた。お金があれば美味しいものを食べたり、いいワインを飲んだり、海外へ行ったり。オレはとても純度の高いキリギリスなんである。が、こんなキリギリス君でも時々は働いている。きっちり働いた日は、とても気持ちが良くてビールが美味い事も知っているから。気持ちのいい事は好きだ。だから時々働くのだ。
ラキラの多くの焼物は釉薬のかかっていない、素朴な素焼きのようなものだ。その中でもガス窯を導入して,試行錯誤している職人もいる。昨日訪れたハイメの工房では、注文のカップが思うように焼けずに苦労していた。
『タク、もっと白い釉薬にしたいんだ…何かいいアドバイスはないか?』
『酸化焼成だよね?温度は?』
『最高で1100℃』
オレが日本で焼いていた窯は1220℃〜1280℃ぐらい。
1100℃で溶かすとなると、自分の知っている調合では通用しない。さて、どうしようかな…
亜鉛華とタルクを原料の中から発見。
上品な白ではないが、ハイメの望む色に近づけられるかもしれない。
長石ベースで、石灰,珪石、カオリンなどの調合を2種類つくる。
料理と違って味見は出来ないし、テストにも時間がかかる。
ひとことに『長石』といっても成分は世界中でバラバラなので、
焼いてみて、調合の微調整をして…という作業を繰り返さねばならないだろう。
25年間、陶芸の現場で働いてきた。多くの工房、色々な国の陶芸に接してきた。
学校だけでは学べない、時間と経験がカラダに染み付いている。
ジタバタしなくても、オレの存在は必ず役に立つような気がしているんだ。
…根拠のない自信だけど。
05月18日(火)
週末に悪ガキどもに誘われて、隣町のスタマルチャンのプールに行ってきた。
1週間ほど前から好天が続くラキラでは、日中の日差しが強烈!
たとえ忙しくても、カッパ族のオレにとってプールのお誘いだけは断れない。
『タラオ(肉感的なイイ女)を沢山誘ったからさ!』
と言っていたものの、集合場所にはいつもの顔ぶればかり。
空席が目立つ貸し切りコレクティーバは、予定どおり昼過ぎにラキラを出発。
するとバカ男たちは道を歩く女子たちに、窓から盛んに声をかけ始める…。
『ねぇねぇ!プール行くんだけど一緒ににどう?』
どう?って…相手は学校帰りのジャージを着た中学生じゃん…たしかにカワイイ子だけど。
だいたい、水着も持っていない女の子誘ったって、乗ってくるはずない!
…と思ったら、あらあら、乗ってきたよ…。
オトコも狂ってるが、オンナもどっかおかしいんじゃない?
なんだかんだで現地に到着。プール付きの豪華な別荘?みたいなのを貸し切っての優雅な遊び。本来は結婚式のパーティなんかで使うんだろうな…。イイ感じの場所。今回はプールだけの利用で1人150円。水はあんまりキレイじゃなかったけど、1日中遊べてこれは安い。
普段からお互いを『marica(オカマ)』などと呼び合うことは、親しい男同士では一般的なんだけど…オレたちはさらに『gay(ゲイ)』とか言い合っているし、かなり本格的(笑)に仲良しだ。せっかく美女を誘っておきながら放置プレイ。ビールを飲みながらのオトコ遊びでメチャクチャに盛り上がる!
彼らの父親世代とはいえ、イタズラ・スピリットでは負ける気がしないオレ。トリッキーな裏技を駆使して、彼らを次々にプールへと落とす。日が沈み、半袖では寒いくらいの気温になってからも服のままプールに突き落としあって…まったく、どうやって家に帰るんだ?オレはこんな事態を予測して、ビニール袋に密封した予備の洋服セット一式を持ってきている。ドボドボのオトコたちを横目に、プールから離れたところで平然と乾いた服に着替える。ハハハ、ざまぁ見ろ
!
さて…帰りの車が1台しか捕まらず、全員が乗り切れない。どうしても乗れない2人枠に、オレとジェファーソンが名乗りを上げる。(服が濡れていなかったし…)2時間以上の真っ暗な道を…徒歩で帰宅。でも心地よい疲労と夜風が、懐かしい子供の頃みたいで…なんともイイ気分。プールはやっぱり最高だな!来週も行っちゃおうかなぁ?
05月16日(日)
オレの住んでいるラキラはコロンビアのほぼ中央、ボジャカ県にある。ボジャカの人やボジャカ風のことを『ボジャセンセ』と呼ぶのだが、これは田舎風というか…素朴でちょっとダサイ感じを指す事が多い。コロンビアの中でも得に美人が多い街と言われるメデジンやアルメニアなんかと比較して、『ボジャセンセか…シャイで素朴な子が多いんじゃない?』なんて濁される…ちぇ。ボゴタより美人が多い街ってどんなよ?暖かいし露出度が高いだけなんじゃないの?…なんて負け惜しみのひとつでも言いたくなるが、ボジャセンセだってけっこうカワイイし、都会じゃあり得ないくらい人気者になれるんだから!
最近、友人たちがfacebookに投降した、オレが写ってる写真を集めてみた。
…密着度が高いなぁ。オレのニヤケ度も高いけど。
05月14日(金)
京都議定書を知っているか?
地球温暖化ごっこ(詐欺)について各国で決めた約束事だ。温暖化の原因と言われている二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス類を減らそう、という取り組みは大いに賛成するが…ジャイアン(アメリカ合衆国)は自分の都合で離脱しちゃうし、どうにもチグハグな印象は拭えない。
温室効果ガスの削減目標が達成されない場合、達成できた国の余剰排出枠をカネで買い取る事が出来る。日本は2012年までに(1990年に比べて)6%減をしなければならないのだが、マイナスどころか増える一方の現状…。効果的な対策は取られないままなので、税金で文字通り『空気』を買うことになるのだ。
昨年、ウクライナから買い取った排出枠1500万トン分に支払った金額は、なんと200億円。すごい額だが…先月、支払ったそのお金がウクライナの政権交代のどさくさで行方不明になったという記事をインターネットでを見た。おそらく、ほとんどの人が知らない小さなニュースだろう。
環境改善のために決めたルールを、なんでカネで解決できるのか?支払われたカネが環境のために使われず、政治資金だか汚職だかの闇に消えていく…誰が、どうやってこの問題を追求していくつもりなのか?真剣に環境問題に取り組んでいる人も多いし、カーボンオフセットの会社を立ち上げ、環境改善のために闘っている友人もいる。でも、国レベルでこんな茶番を繰り返しているような議定に意味はないのでは?環境を変えるのは…まずは個々の意識改革から。
と言いながら…今日もモクモクと黒煙の上がる石炭窯を焚くオレである。
05月12日(水)
ラキラの住人のほとんどは、陶器を『作っている』か『売っている』かだ。平日は閑古鳥が鳴いているラキラの中心部も、週末にはそれなりの賑わいを見せる。『売る』側の人たちにとって、土日の売り上げ具合は死活問題。必死である。平日には、他の街で学生をしているラキラっ子たちも、週末は家業の手伝い。市場が開かれ、広場ではバーベキューの屋台が並ぶ。お楽しみの日曜日。
村中総出でたっぷり働いて、ホッと一息。だから日曜の夜が彼らの週末だ。ビールやアグアルディエンテ(蒸留酒)をたらふく飲んで,おしゃべりにふける。いつもの連中は,待ち合わせる必要もなく公園に集まって歌ったり踊ったり。こないだの日曜は楽器がいくつか集まり、ちょっと素敵な歌も聴けた。宴は静まり返った夜中まで続く…。
『オレ…月曜も普通に朝は早いんだけど?』
とお願いしても、なかなか帰してはくれない。おかげでいつも月曜は遅刻だ。
が…他の人も働いている様子はないぞ?よし。
ラキラの月曜日は午後から始まるみたい…と勝手に決めた。
05月10日(月)
オレの住んでいる家は、高い塀と有刺鉄線に囲まれている。
夜間はアラームセンサーも作動するし、ラキラで一番セキュリティの高い家だろう。
いくつかの出入口のなかで、使ったことのない裏門がひとつあった。
今日、大家のマルセロからその門の鍵を預かった。ずっとお願いしていたのだ。
裏門は、滅多に人の通らない小径へと繋がっている。
錆びた鍵を外し、外に出る。
眩しい陽気のなかを歩く事、わずか50m…ん、この音?
なんと、美しい渓流が流れている!…家のこんな近くに!
魚影は見当たらなかったが、東北辺りなら尺イワナがいてもおかしくない川。
見た事もない、ターコイズブルーのトンボが岩に止まっている。
こんな近くに新しい発見があるなんて…恐るべしラキラ。
今度は川を渡った向こう側の山に登ってみよう。
05月08日(土)
環境の変化とか季節の変わり目に、喉をやられる事が多い。
『あれ、喉がイガイガ?』と思ったら時すでに遅し…そこから風邪をひくパターンである。
コロンビアに来て4ヶ月。なぜか、まったく体調を崩す気配がない。すげぇ嬉しい事なんだけど。
慣れない標高と水質…石炭の煙に咳き込む事も多いし、けっこう悪条件なのに…。
健康なのは、もしかしたら…コイツのおかげかもしれない。
ここでの日課、採りたてオレンジジュース。
毎朝、飲む分(3〜4個)だけオレンジを庭で採って、絞って飲んでいる。
搾りたてどころか、モギたてジュースである。本当に贅沢な話だ。
さっきまで木に繋がっていたオレンジは、果肉がピチピチ動き出しそうな鮮度。
まるで…唐津の呼子で食ったイカの活造りみたいだ。
…呼子のイカ、美味かったよな。また食いてぇなぁ。
これを食えたら、もっと健康になれるのになぁ…
05月05日(水)
ボゴタは人口700万人の大都市。大学や美術館も多く、とても民度が高いと言われている。高層ビルに緑豊かな公園…ビジネス街を闊歩するスーツの男女はとても凛々しく、とても途上国とは呼べない雰囲気だ。ルイ・ヴィトンとかバング&オルフセンの店が商売になるんだからね…。
4ヶ月前ボゴタ入りしたときは、ぜんぜん外国の気分がしなかった。
だから?今回、久々に上京したら…まるで日本に帰ってきたみたいな気分!
人が沢山いる!信号機がある!もう完全なオノボリさんだ。
ニコラスに無理を言って連れていってもらったアウトレットモールはレッド(危険)エリアらしいが、そんな事はおかまいなしでお買物。御殿場のモールを彷彿とさせる激安ショップ群にボルテージ急上昇!日本未発売のPatagoniaトレッキングシューズ(ビブラムソール)を6500円で、レアな黄色のstan
smith2を8000円でゲット!でこぼこ道ばかりのラキラで大活躍しそう!ショッピングって楽しい〜
通称『ボゴタの魚市場』と言われる『イパマール』で日本食材も購入。どれも美味しそうだが、生魚をラキラには持って帰れないので…1kg以上もあるデカいサーモン(半身)を買って、ボゴタのドミトリーで調理。ちょっと勿体ない気もするが…全てサケフレークにしてジプロックに小分けして冷凍庫へ。これでしばらくはラキラでも魚介が楽しめる!
日本野菜の売っているスーパーも襲撃!洗練された高級店だ。キュウリ、大葉、ショウガ、ニンニク、オクラやシシトウなどを買う。枝豆や小さい茄子なども売っている魅力満載の店だ。でも、徒歩と小さいバスと激混みコレクティーバを何度も乗り継ぎながらラキラに帰る事を考えると…これ以上は買えないなぁ。
それにしても、都会は楽しい!
都会を純粋に楽しく感じられること…それも田舎暮らしの魅力?
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